刺し身以外の生食

釣って持ち帰った魚の食べ方としては、生のまま食べるなら刺し身という方が多いと思います。

 

生で食べるにしても、火を入れて食べるにしても、
魚の旨みが十分に引き出されてから食べたいものですね。

 

刺し身以外で魚を生で食べることも多いです。

 

カルパッチョ、漬け、なめろう、そして代表格はお寿司でしょう。

 

カルパッチョは洋風の食べ物ですが、後は日本の魚文化といえそうです。

 

 

 

 

カルパッチョ

カルパッチョは、刺し身で食べることの出来る魚なら大体何でも使えます。 

白身の魚に限らず、赤身、青物でも。

 

一緒に食べる野菜も、生野菜、茹で野菜、いろいろなものを使います。

 

味付けは、塩コショウ、バジルなどのハーブから、紫蘇、山椒など
和の香辛料を使ってもおいしく食べることができますね。

 

レモン酢をかけ、バージンオイルを回しかけて出来上がりです。

 

非常に簡単にできます。

 

写真は、メジロ(ブリの若魚)のカルパッチョと、
手製のほうれん草とジャガイモのニョッキトマトソース和え 
とバケット というある日の我が家の晩御飯です。

 

 

寿司

 

和風の生食となると、一番はお寿司となりますね。

 

握り寿司は何回か挑戦していますが、なかなか上手になりません。

 

寿司飯が握りすぎて硬くなったり、酢飯の量が随分と多くなったり。

 

家庭での握り寿司は、お愛想程度になってます。

 

まだまだ修行が足りません。

 

 

 

 

ラップで作る手まり寿司は、売っている魚も加えて綺麗に作ることは出来ますね。

 

 

 

やはり、みんなが喜んで食べるのは、手巻き寿司。

 

自分で好きなものを海苔巻きにして食べるのは楽しいです。

 

釣り魚を刺し身より少し、細長く切っておき、巻きやすいようにして出します。

 

刺身としても食べます。

 

 

シーチキンのマヨネーズ和え、玉子焼きなども一緒に出しておくとあっという間になくなります。

 

漬け

刺し身が余ったり、サク取りした魚が刺し身では多すぎるようなとき、
味醂とお酒を煮きり、砂糖、醤油で味を調えたもの(照り焼きのだし汁)に、
漬け込んでおくとこれまたおいしいです。

白ごはんの上に乗せて漬け丼​にして

 

寿司飯に混ぜ込むと、伊勢地方の手こね寿司ふうの混ぜ寿司ができます。

 

 

伊勢地方ではカツオの漬けで作られる家庭料理で、各家庭によって味が異なるのですが、美味しいお寿司です。

 

我が家でも大人気です。

 

なめろう

もう一つ、生魚に味を付けてご飯のお供、お酒のアテになるもので、
比較的簡単にできるものというと、なめろうがあります。

 

私たち釣り人はアジで多いですが、
元々は船上で漁師さんが簡単にできる食事として作ったもののようです。

 

アジを3枚に卸し、皮を引き、身を包丁で細かくたたいて(刻む)、
そこに味噌、ネギを加え更に混ぜ合わせ、
​ご飯の上に置いて水、またはお湯をかけて食事にしたと言われます。

 

私が自宅で作るのは同じように味噌、ネギを加えて出刃包丁でたたくように刻んで作ります。

 

ご飯のおかずにもなりますし、お酒のアテにも最適です。

 

​​

手巻き寿司として巻いて食べるのも美味しいです。

 

 ※寿司飯

 寿司飯はご飯を炊いてあわせ酢と混ぜるだけです。

 ご飯は普通に炊いたものでも良いですが、
 旨味を出すなら日本酒を少量と昆布を一切れ入れて炊くと良いです。

 でも、私は滅多にしません。

 なんせ突然寿司飯を造ることがおおいですから、、、

 

 合わせ酢は自分で作るのも簡単です。

 米酢、砂糖、塩を混ぜるだけ、
 分量はお米1合に対して、米酢15ml、砂糖10g、塩5g。

 炊くお米の分量に合わせて、合わせ酢を作ります。

 砂糖、塩を溶かすには鍋に入れて
 沸騰しないように火にかけて溶かすと良いですね。

 甘めがよければ砂糖の割合を多くします。

 

 最近は便利な調味料がありますから、それを使ってもいいですね。

 うちでは

トキワべんりで酢&古紫(合わせ酢) 1000ml*2本セット

 を使っています。

 

 ちょっと甘めですけど、生姜をつけたりすることもできます。

 炊きたてのご飯にあわせ酢をかけ、切るように混ぜ合わせます。

 

 うちわで扇ぎながら混ぜることがよく知られていますが、
 実はこれ冷ますためではなく、お米の表面がベタつく前に
 水分を飛ばすためなのだそうです。

 私は冷ますためだと思っていました(^^;。

 

釣り魚のその他の料理

 

魚釣りをしていると、ターゲットでない魚や、
リリースできずにキープせざるを得ない小型の魚を持って帰ることもよくあります。

イシモチ(グチ)、エソ、手のひらサイズの小鯛、
小型のタチウオ、餌にとして釣ったアジなど。

それぞれ食べると美味しい魚なのですが、量が多く、すぐに食べきれないこともあります。

これらの魚を保存が利く状態にする方法として、練り物にしたり、干物にしたりします。

 

練り物

 

イシモチ、エソは実際に販売されている練り物の材料としても使われますね。

 

写真はイシモチを調理したものです。

3枚に卸し、皮を引き、卵白、玉葱、小麦粉を少量つなぎに混ぜ、
フードプロセッターにかけます。

これを整形して、揚げます。

 

干物

 

干物は一夜干しにする場合と、
しっかりと水分を飛ばす場合があります。

 

太刀魚の小型のものがたくさん連れた場合は、
ぶつ切りにしたものを開き、塩をしてしっかりと乾かします。

 

こうして、冷凍しておきます。

 

食べるときは、焼いてもいいですし、揚げてもいいです。

 

骨までしっかりと食べることができます。

 

 

小鯛や、アジの場合は、腹開きか、背開きにして立て塩、
またはみりんと醤油を1:1で合わせたつけ汁に漬け込みます。

 

一夜干しにするときは半日程度、
しっかりと干す場合は少し長い時間漬け込みます。

 

取り出したら、水気をとって、
バットに並べて冷蔵庫の中で干すか、
干し網を使って屋外で干します。

 

お酒のアテ、ご飯のお供にもなります。

 

BBQなどの時に持っていくと喜ばれます。

 

 

写真は、小鯛の干物。

 

立て塩につけたものと、みりん干しです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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